ラクトトリペプチド/ラクトフェリシン/ラクトフェリン
ラクトトリペプチド
ラクトトリペプチドとは、乳酸菌で発酵した発酵乳の中から見つかったペプチド成分。LTPと略される。 ラクトトリペプチドは分解されずに腸まで届いて働くため、整腸作用がある。ラクトトリペプチドは、血液中で血圧を上昇させる物質を抑制する働きがあるため、血圧の上昇を抑える食品としてトクホ(特定保健用食品)でも「血圧が高めの方に適する」という内容表示が許可されている。
ラクトフェリシン
ラクトフェリシンとは、乳に含まれるラクトフェリンが胃で消化されるときに作られる強い抗菌活性を持ったペプチドのこと。 ラクトフェリシンは細菌や真菌 ( カビの仲間 ) の細胞壁を壊し、殺菌するが、ビフィズス菌などは殺さない。 ラクトフェリシンは悪玉菌である大腸菌やO157、ヘリコバクターピロリ菌、カンジダ菌等に対しても殺菌効果がある。
ラクトフェリン
ラクトフェリンは牛乳から発見されたタンパク質。ラクトフェリンは初乳に特に多く含まれている。 ラクトフェリンには体の中で酸化した鉄イオンと結合し、細菌から鉄イオン奪う抗菌作用がある。 抗酸化作用、ピロリ菌を減らす作用、抗炎症、抗ウイルス作用、免疫調節作用などの効果がある。