アリシン／アルギニン／アルギン酸

アリシン
アリシンとは、ニンニクの有効成分であるアリインが、切る、こするという過程で変化してできる成分。アリシンは、ねぎやニンニクに含まれる特有のニオイ成分でもある。アリシンは肝臓での脂肪代謝を高め、脂肪燃焼をアップする効果がある。アリシンにはその他に、糖質代謝に必要なビタミンB１の吸収を促進する作用や、強壮作用、食欲増進、抗酸化作用、殺菌などの作用がある。

アルギニン
アルギニンは、 アミノ酸の一種で、成長ホルモンの分泌に関わっている。成長ホルモンを分泌する脳下垂体の正常な機能を促すのがアルギニンの役目。成人では非必須アミノ酸だが、成長期にある子どもは、十分な量のアルギニンを体内で作ることができないため、必須アミノ酸と位置付けられている。アルギニンは化粧品やヘアケア製品などにも配合されている。

アルギン酸
アルギン酸は昆布やワカメ、ヒジキ、モズクなどの褐藻類に多く含まれる、ヌルヌルしたぬめり成分のことで、水溶性の食物繊維。アルギン酸には、カリウムの働きにより血圧を下げるほか、血中コレステロールの低下作用、血糖値の上昇抑制作用、ダイエット効果、便秘解消、大腸がんの予防、動脈硬化の予防、胆石の予防などの作用がある。